エモいと重いは紙一重

オタクブログ

ご報告

この度、私、オタクあーとはかねてより観る観る詐欺を続けておりました映画「ナポレオン・ダイナマイト」を鑑賞いたしました。

 

昨年7月にその存在を知りながらもおよそ半年もの間観なかった映画を何故今になって観たのか、その経緯を下記に示す。(本記事にネタバレ的な要素はあまりありません。推しメンとボクと、時々、映画。そんな感じの記事です)

 

まずこの映画を知ったきっかけである。

それは我らが推しメン、BiSHのアユニ・Dさんが隔月刊雑誌「CONTINUE」で持っているコラム連載「アユニ・Dの隣の芝生が青くて死なないために」でこの映画を紹介していたからである。

 

 

CONTINUE Vol.54

CONTINUE Vol.54

 

 

 

もオタクになった当初はオタクたる者、推しメンが好きなものを全てチェックすべしという考えを持っていた。

 

しかしながら4月から社会人になると同時に平日はそこそこの忙しさ、土日はオタク現場に足繁く通い時間がないのに加え、生来のめんどくさがり屋という性質が相まって「好きな人が好きなもの」まで追えていないというのが現状である。

(ただ平日は仕事から帰るとベッドに横になりぼーっとTVerYouTubeを見る余裕はまだある.)

 

ぶっちゃけるとコラムで紹介している映画で初めて観たのが「ナポレオン・ダイナマイト」でありその他の映画は一切見ていない。

また、推しメンがちょいちょいTwitterに上げているナウプレ曲もほとんど聴いたことがない。

 

「お前本当にオタクやる気あるのか?」

そんな声が聞こえてきそうだがCONTINUEは毎回読んでるしナウプレ曲のスクショ画像もちゃんと保存している。

いつか観たり聴いたりするねアユニちゃん。

 

ここで誤解してほしくないのが「好きな人の好きなもの」への意欲は薄れてしまったが「好きな人」への思いは年々強まっているということである。CONTINUEの文章は毎回本当に面白いし、この表現どんな顔して書いたんだろとか想像するとめちゃくちゃ笑える。

 

僕を毎日元気にしてくれる(隠語じゃないです)推しメンを笑わせたい。口下手な僕はその一心でいつもチェキネタを用意している。(最近はチェーンが切れた自転車のように暴走、空回りしてしまい推しメンは無表情である。チェキネタを用意する際は用量・用法を守ろう)

 

ナポレオン・ダイナマイト」の記事を読んですぐさまチェキネタを用意した。

 

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コラム連載には推しメンの文章に加えて毎回すしおさんの書き下ろしイラストが1枚添えられる。チェキ風のイラストを描くなんて完全にすしおグミカンパニーさんの「グミカンパニー」の部分が出てしまっている。こんなのチェキネタオタクの格好の餌食である。

 

しかしながらレポの通り、映画を見ていないことがあっさりバレて推しメンにカチキレられてしまった。

今度見るねと一時撤退すればよかったのになぜか僕はここで強気にも

カメラを止めるな!は見たよ!」

と安い攻撃に転じてしまう。

「そんなの全員見てるよ!」

その通りである。

 

そんなことがあっても映画は見なかった。僕が筋金入りのめんどくさがり屋だからである。

どれぐらいめんどくさがりかということはブログの更新回数を見れば明らかである。

ブログ2本目の記事は半年間のオタク活動備忘録だったが残り半年間のことは結局書くことなく終わってしまった。

去年に至っては大学卒業報告記事1本のみである。

今年は推しメンの自撮りと同じ回数くらいは更新するぞい。

 

推しメンにカチキレられてから約1ヶ月後、推しメンのソロプレジェクト「PEDRO」が発表された。

ちなみにペドロとは映画の主人公ナポレオン・ダイナマイトの親友である。

 

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ファーストソロライブに先立って神戸・大阪で行われたリリースイベント。

 

前日オタクと祝杯をあげていたら見事に泥酔・二日酔い・脱水症状の三連コンボを決め込み、お昼の神戸でのイベントには行けなかった。

夕方の大阪でのイベントにはなんとか間に合った。

 

この時の接触はあまり覚えていない。

早くライブが見たかった。

 

ライブ前の1週間はCDのゲリラ発売、ライブ当落でドキドキ、入社後半年が経ったタイミングで行われる中間研修の準備に追われてクソ忙しい中ライブ当日仕事を休めるかというハラハラ、そしてライブ自体へのワクワクで本当に眠れなかった。

 

ライブ一曲目はミニアルバムの一曲目と同じ「ゴミ屑ロンリネス」だった。

PEDROのベースでライブが始まる。

2018年一番鳥肌が立った。

 

僕の音楽の嗜好はすごい偏っていて昔からBPMが速いボカロ曲や電波アニソンなどいわゆるチャガチャガ(?)した曲を好んで聴いていた。

そのためBiSHでは「GiANT KILLERS」「OTNK」「MONSTERS」「Help!!」「ファーストキッチンライフ」「社会のルール」といったピンチケホイホイ曲が大好きである。

例に漏れずPEDROもCDを聴く限りでは「GALILEO」「MAD DANCE」が好きだなと思った。

 

でも実際にライブを見て1番好きになったのは本編ラストの「うた」だった。

 

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アンコールも終わりお客さんがゆっくり帰っていく。

 

いやいやいやいや帰るなよ。

まだ、ずっと見てたいだろ。

 

声が枯れるまでアンコールを叫んだ。

人生で1番もう一回見たい歌ってほしい弾いてほしいと思った。

 

再びPEDROが1人でステージ上に現れた。

そして一言。

 

「PEDROまたやるんで」

 

こうして甘くないトーキョータワー 推しメンとボクと、時々、映画 第1章は幕を閉じた。

次はまた夏フェス終わりくらいにPEDRO見れるかなとか思ってた。

 

ところが年明け早々ナードマグネット須田というバンドマンがこんなツイート。

 

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それに対して推しメンこんなツイート。

 

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それに対して須田こんなツイート。

 

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いやいやいやいやいやいやいやいや須田よ。

それ最近FFになった推しメンへの一本釣りツイートやん。

ふざけるなよ須田。

なあ須田。俺と一緒に「ナポレオン・ダイナマイト」観ないか?

 

という気持ちでリプライしたらこの仕打ちである。

 

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ミュートされたくなくて遂に映画を観た。

 

正直なところあまり面白くなかった。

シュールな空気を味わう感じの映画だった。

毎日毎日濃い人生を送ってる推しメンがたまの休みに観るにはもってこいの映画かもしれないが毎日毎日薄っぺらい人生を送っている僕からするとせっかく画面の前に90分拘束されるならもう少し中身のある物語を観たいと思った。

強いて言えば終盤ナポレオン・ダイナマイトが親友ペドロの生徒会長選の余興で観衆の前でダンスを披露するところとラストの謎遊具で遊んでるシーンが良かった。

 

映画も観たことだし明後日の名古屋でのライブで推しメンにミュート解除をお願いするぞ。

いや待てよ。推しメンは映画を観ていなかったことにではなく巻き込みリプライに対して怒ってるのではないか?多分思い過ごしであろう。

 

でわでわ。